赤羽 いこい

tachi-nomi2006-01-23

雪かきで意味なくはりきり過ぎて痛めた腰をかばいつつ、久々にホームへ。相変わらず厳しい寒さを吹き飛ばすべく、まずはいつもの熱燗と煮込みでジャブを入れる。うーむ、「うめぇ」以外の形容が浮かばないっす…。テレビではホリエモン逮捕のニュース。それを見ているのは自分も含めて、彼とは人生という名の空間において完全に直交の関係にある人々ばかり。店内の喧騒で音声は聞こえないのにも関わらず、じっとテレビ画面を凝視している孤高の立呑師がちらほら。彼らの胸中に去来するものは一体何なのだろうか。
そうこうしていると、おぎやはぎオリエンタルラジオをそれぞれかけて平方根を取ったような若いコンビが来店。ビールを頼んだまではよかったが、やおら5品くらい頼んだり、オバちゃんの言うことを聞かずに’勝手に席を移動するものだから、「バカが…」と先輩面を吹かしたくなったりした。それはそうと、久々のいこいだったので、やや景気よく飲み食いする。いやぁ楽しいなぁ。そしてカシラの塩が美味すぎ。ふと仕事のことを思い出した。今やっているのは、Aという技術とBという技術を足したCという技術があるのだけど、それを応用してあることをやろうとしている。が、どうもCにはAとBの両方が手の届かない範囲で不備があるので、(って当たり前だけど)その不備を改良すべくDという技術ができないかを考えている。どうすりゃいいのか、というのを熱々の熱燗を飲んだ瞬間に思いついた。まぁ、そういう思いつきは大抵叩いてみるとなんらかの不備があるものなのだけど、その瞬間は「ヨッシャ!」と声に出しそうになる。まぁこれは明日じっくり考えてみよう。そうこうしていると蛭子さんを10歳くらい老けさせて、かつ毒を抜いた感じのおそらく正式な店員ではないと思しきオッサンがいつものように醤油を入れ替えたり、箸を入れ替えたりし始めたので、そろそろか、と店を出た。何も言わないのにオバちゃんが「どーもね!」と声をかけてくれる。注文の際もキューが完全にはけたタイミングでしか声をかけないようにしていなかったのが多少功を奏したかな。常連に一歩近づいたような気がした。

熱燗180円x2、煮込み180円、惣菜(昆布と揚げ?)130円、シロ塩220円、カシラ塩220円、ハイボール180円 合計1290円