三鷹 大島酒場

とにかくここでは旨い魚が食える。薀蓄を語れるほど通ったわけではないので、詳しくは以下のサイトなどに譲りたいが兎にも角にも紛れもない良店である。
http://ameblo.jp/izakayamarketing/entry-10008982908.html

今日は21時過ぎに到着。まずは瓶ビール(大)から始める。店長はとても気さくで優しい。そして店長の息子さんも同じ。両人とも引き締まった精悍な面持であるが、非常に気配りが上手で、かつ仕事ぶりが素晴らしい。親子という近しい間柄にも関わらず決して馴れ合うことなく、適度な緊張感を持ちつつも互いにリスペクトし合うところにプロ意識を感じる。
常連客にこよなく愛される店でありながら、小生のようなたまの一見客に対しても同様の丁寧な接客ぶりが嬉しい。そして一人であることを忘れるくらいに店内の雰囲気が柔らかく、そして暖かい。
この店はとにかく旨い魚が食えるのだが、基本は刺身と焼き魚、そして煮魚である。常連とのやりとりを見ている限り、メニューにないものも色々あるようである。今日は天ぷらを注文。日替わりの黒板にはさよりとアジの天ぷらとあるが、既にさよりが終わってしまったようで、アジだけとのこと。揚げたてのアジを沖縄の塩でいただく。う、(゚Д゚)ウマー!思わずビールがすすむ。ついでヒラメの煮こごり、熱燗、サーモン塩焼きなどを注文。どれも本気で旨い。いや、表現力が乏しすぎてもうしわけないがこれが本当に旨いんす。熱燗はヤカンで暖めたものを表面張力の限界までついでくれる。注文は後会計方式で、厨房に面したカウンタの真ん中の帳簿で集中管理されている。会計は店主のソロバンで行われる。このソロバンがデカくて古くていい味出している。そしてお愛想!といった1秒後には会計が済むという職人芸。いやぁ、ほんとーにいい時間をすごした。帰り際に店長に、店の沿革をお聞きしたところ、創業40年を超えているとの事。たしかにソロバンやカウンターは年季が入っていた。下記の情報によると、となりの酒店の歴史を合わせると昭和8年からの歴史があるらしい。たしかに最近の立ち飲み屋と比較するとカウンタの高さが数段低いことからもその歴史がうかがえる。また来よう。
http://homepage3.nifty.com/~hamada/dia00308.htm#01b

瓶ビール大 530円、天ぷら 500円、ヒラメの煮こごり 400円、熱燗 320円 x 2、サーモン塩焼き 400円 合計 2470円